トップ > アダプターの選び方
ACアダプターを選ぶ際は、誤ったものを使用すると機器の故障や発火などの危険性があるため、以下のポイントを必ず確認して、適合するものを選ぶようにしましょう。
電圧(V)
最も重要です。 使用する機器の指定電圧とACアダプターの出力電圧は、必ず一致させる必要があります。
- 電圧が低い場合: 機器が正常に動作しなかったり、不安定になったりします。
- 電圧が高い場合: 機器が故障したり、最悪の場合、発煙・発火の原因となる可能性があります。
機器の取扱説明書や本体の表示(「〇V」と記載されていることが多いです)で確認しましょう。
※上図の赤枠部分参照
電流(A / mA)
ACアダプターの出力電流は、機器が必要とする電流以上である必要があります。
- 電流が低い場合: アダプターが過負荷になり、発熱して故障したり、寿命が短くなったり、機器が正常に動作しない可能性があります。
- 電流が高い場合: 基本的には問題ありません。
「大は小を兼ねる」と言われますが、過剰に高すぎると、万が一の過電流時に機器へのダメージが大きくなる可能性もゼロではありません。
機器の定格電流とほぼ同じか、少し余裕を持たせたもの(例:800mAの機器に1Aのアダプター)を選ぶのが推奨されます。
機器の表示(「〇A」または「〇mA」と記載されています)で確認しましょう。
※上図の赤枠部分参照
ポイント: 電圧(V) × 電流(A) = 電力(W) となります。電力(ワット)で表示されている場合は、この計算式で必要な電流を割り出すこともできます。
プラグ内径
ACアダプターのDCプラグ(機器に差し込む丸い先端部分)のサイズも重要です。
特に内径が機器のジャックに合っている必要があります。
- プラグの規格: 一般的に、DCプラグには外径と内径の2つのサイズがあります。
例えば「5.5mm x 2.1mm」は外径5.5mm、内径2.1mmを意味します。
- ノギスで外径、内径が測れます。
サイズが分からない場合はプラグサイズを変更できるプラグセットもございます。
見た目が同じように見えても、内径がわずかに異なるだけで接続できなかったり、接触不良を起こしたりすることがあります。
※上図の紫枠部分参照
センタープラス・センターマイナス (極性)
DCプラグには、中心(センター)がプラス極かマイナス極かという「極性」があります。
これを間違えると、機器が破損する可能性が非常に高いため、必ず確認が必要です。
- センタープラス: 黒い丸の中心に「+」があり、外側に「-」が繋がっている図(よく見かけるタイプです)。

- センターマイナス: 黒い丸の中心に「-」があり、外側に「+」が繋がっている。

現在の多くの電子機器はセンタープラスが主流ですが、オーディオ機器など、一部の分野ではセンターマイナスが使われていることもあります。
※上図の青枠部分参照
PSEマーク
電気用品安全法に基づき、日本国内で販売される電気用品に表示が義務付けられている安全マークです。
海渡電子のアダプターやケーブルは日本での必要な手続きをしている商品ですのでご安心ください。
- 重要性: PSEマークは、その電気用品が国の定めた安全基準を満たしていることを示します。
PSEマークのないACアダプターは、安全性が確認されていないため、発火や感電などの危険性が高く、使用を控えるべきです。
- ひし形PSEマーク (特定電気用品): ACアダプターはこちらに分類され、製造・輸入事業者が経済産業省に届け出を行い、登録検査機関による適合性検査を受ける必要があります。
より厳しい安全基準が求められます。
海渡電子のPSEマーク付きアダプターはこちらに該当します。
現在の多くの電子機器はセンタープラスが主流ですが、オーディオ機器など、一部の分野ではセンターマイナスが使われていることもあります。
※上図の青枠部分参照
電気用品安全法
